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ボールが右に飛ぶのを修正したいのですが、振り遅れないためには、どのようにすればいいでしょうか。

タグ: #グリップスピード #ダウンスイング #バックスイング #フェースアングル #ヘッドスピード #飛距離アップ

エムトレWeb

返信日時: 2021-04-20 11:54

まず、ボールが右に曲がることは悪いことではありません。一定の範囲内で、いつも同じように曲がるのであれば、安定したスイングと言えるでしょう。ただ、ゴルフは基本的に振り遅れやすくできています。クラブの構造、スイングアークの方向、重力や遠心力など、振り遅れる方向に力が掛かるためです。しかし、左右への曲がりを小手先で調整をしようとすると、逆球がでるようにもなるので注意が必要です。昔からよく言われることは、ビギナーの時はスライスで始まり、上達すると左への引っ掛け球が出るようになり、最後にはフェードボールで安定してくるという話です。ですから、球が右に行くことが悪いのではなく、コントロールできることが一番となります。そのポイントを考えてみたいと思います。

①まず、振り遅れないためには、バックスイングが大切です。そのためには、ハーフウェイバックやVゾーンでのバックスイング中に、クラブが体の前から外れないようにしましょう。常にクラブが体の前にあり、クラブがタテに動くことが原則です。これは、ハーフウェイバックのクラブポジションや、Vゾーンの後方線上からのクラブ軌道でも確認できます。

②次に、ダウンスイングです。クラブがアウトサイドから下りてしまうと、カット軌道になってしまいます。ですから、クラブは体に巻きつくようにインサイドから下ろしてきて、ハーフウェイダウン以降はヘッドを走らせるために、手元が目標方向に流れないようにすることが大切です。そのためのインパクトのイメージは、胸の面が飛球線に平行になったり、左肩が開くのではなく、右肩が引けたクローズのままでいるくらいで丁度いいと思います。あとは、ハーフウェイバック以降で、手元ではなくヘッドを走らせるようにすることです。これで、NUやNRTの数値も上がりますので、数値を確認しながら練習をしてみてください。

③三つ目は、インパクトでのフェースアングルをチェックしてください。振り遅れるとフェースアングルはオープンになり、球が右に行きやすくなってしまいます。これも手元が目標方向に動けば動くほどオープン度合いが強くなってしまうので、手元を動かすよりもヘッドを走らせるイメージでインパクトをしてください。尚、MT520gを正しく取り付け、アドレスをスクエアにしないと、正しい数値が取れないので注意をしてください。

最後にお伝えしたいことがあります。ゴルフの上達を目指すときに、飛距離に拘りすぎないということです。より遠くへ飛ばしたい気持ちはわかりますが、飛ばそうとリキめばリキむほど、振り遅れてしまうからです。その上、フルスイングは一番ブレやすい、動きの多いスイングです。まずは、安定感のあるバランスの良いスイング作りをして、徐々にヘッドスピードや飛距離を上げていきましょう。そのためには、肩から肩のスイング幅での8割程度のスイングをおススメします。この時に大切なのは時計の3時あたりまで、ヘッドを振り切ることです。結果的にはもっと大きなフィニッシュになると思いますが、そこまで振り切る意識で練習を重ねてください。

参考レッスン①

参考レッスン②

参考レッスン③

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